JR東日本盛岡支社のキハ28

盛岡支社管内は勾配区間が多いため1エンジンのキハ28の配置は少なく、その中でも一ノ関の非冷房車と盛岡の冷房車とに分けられます。冷房車は1985年に「陸中」の冷房化で転入してきた車両です。また、1991年には巡回訓練車としてキハ28改造のキヤ28も登場しています。
※2010(Kenji),336(アコモ車),2509(エーデルワイス)は 「JR東日本盛岡支社のリゾート列車・ジョイフルトレイン」を参照ください

今回の更新(2009.4.9)で追加した写真:400/今回の更新より諸元データを追加しました

2047
新製年月日 帝国車輌 1962/3/5
異動履歴 千葉 新製配置
千葉→福知山 1969/8/30
福知山→向日町 19**/*/*
向日町→山形 1982/6/24
山形→盛岡 1985/3/20
盛岡→南秋田 1991/4/14
冷房改造 TS 1975
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/3
化粧板変更 更新改造車標準タイプ(更新改造後)
火災対策改造 TZ 1992/2(DMF11HZ)
車両更新改造 TZ 1992/2
廃車 2008/7/5
備考 「陸中」の冷房化用に山形から転入してきた車両ですが、山形の前は向日町の所属でした。「陸中」からの撤退により1991年に南秋田へ転属し、「よねしろ」用として更新改造を受けました。
605D「陸中5号」
1989.9.8 盛岡

「陸中」運用ではキハ28は中間に組み込まれることが多く、このように先頭に出ることは珍しいです。 
9735D団臨
1997.6.15 ゆだ錦秋湖〜ほっとゆだ

南秋田へ転属・更新改造後の写真です。
2102→キヤ28 1
新製年月日 帝国車輌 1962/6/21
異動履歴 盛岡 新製配置
盛岡→秋田 1974/3/25
秋田→山形 1982/11/19
山形→秋田 1986/10/29
秋田→南秋田 1986/11/1(改称)
南秋田→盛岡 1991/1/23
冷房改造 TS 1975
特別保全工事
盛岡色へ変更  
訓練車へ改造 TZ 1991/1/23
化粧板変更
火災対策改造 新潟鐵工所 1990/12(DMF13HZ)
車両更新改造  
廃車 2008/4/6
備考 この車両はJR発足時は南秋田の所属で、ローカル運用がメインであったものの同所のキハ58と共に使用されていました。巡回訓練車の配備により盛岡へ転属し、キヤ28に改造されました。外観は白帯2本と「訓練車」の標記が追加されただけで国鉄色を保っています。
837D
1988.3.7 盛岡

種車キハ282102時代の写真です。正面窓下のイラストはJR秋田支店のキャラクター「アッキー」で、JR以降前後に秋田支店管内の気動車に貼られました。
1993.6.5 盛岡客車区
(公道より撮影)
2308
新製年月日 新潟鐵工所 1963/10/18
異動履歴 宮原 新製配置
宮原→向日町 19**/*/*
向日町→盛岡 1985/3/25
盛岡→山形 1991/2/14
山形→新庄 1991/3/16(移管)
新庄→小牛田 1992/2/26
冷房改造 TS 1971
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/2
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 KY 1991/3(DMF11HZ)
車両更新改造  
廃車 1997/4/10
備考 「陸中」冷房化時に向日町から転入してきた車両です。盛岡区のキハ58系冷房車の特保施工では唯一、この車両のみ車内化粧板が交換されました。「陸中」運用からの撤退後は火災対策を受けて新庄へ転属しました。
また、この車輌のタイフォンカバーは新潟地区の車輌によく見られる筒型を装備していました。
回8548レ
1991.2.13 仙台

郡山工場への入場回送中の写真です。
3721D「いでゆ」
1992.3.22 岩切
2316
新製年月日 東急車輛 1963/9/10
異動履歴 和歌山 新製配置
和歌山→奈良 1980/2/28
奈良→山形 1982/11/22
山形→盛岡 1985/3/20
盛岡→新潟 1991/2/2
新潟→新津 1991/11/1(移管)
冷房改造 TS 1970
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/2
化粧板変更 茶色系
火災対策改造 NT 1991/4(DMF14HZ)
車両更新改造  
廃車 1998/10/2
備考 新製配置は和歌山でしたが、山形を経て「陸中」冷房化時に盛岡へ転入してきました。「陸中」のキハ110系化後は新潟へ転属し、転属と同時にDMF14HZへ換装されました。
1990.7.31 新庄

※当時は盛岡の所属でしたので新庄へは貸し出されたものと思われます。
9230D「秋いろどり号」
1996.11.17 笈川〜塩川
2333
新製年月日 帝国車輌 1964/3/11
異動履歴 山形 新製配置
山形→青森 19**/*/*
青森→秋田 1973/10/1
秋田→盛岡 1985/3/14
盛岡→南秋田 1988/*/*
冷房改造 MO 1972
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/3
化粧板変更
火災対策改造 新潟鐵工所 1990/11(DMF13HZ)
車両更新改造  
廃車 2000/8/1
備考 やはり「陸中」冷房化での転入車ですが、こちらは秋田からの転入でした。1988年の「エーデルワイス」改造にあたり、南秋田の2509と交換する形で転属し、転属後すぐに国鉄色に戻されました。その後、秋田色へ変更されて使用されていました。
回9542D
1988.9.12 陸前山王

南秋田へ転属後で、国鉄色への再変更後の写真です。
334
新製年月日 帝国車輌 1964/3/11
異動履歴 青森 新製配置
青森→盛岡 19**/*/*
盛岡→一ノ関 1982/11/18
一ノ関→八戸 1989/10/*
八戸→南秋田 1992/3/25
冷房改造  
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/9
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 新潟鐵工所 1989/9(DMF13HZ)
車両更新改造  
廃車 1995/3/10
備考 一ノ関区在籍中の1988年3月のダイヤ改正で保留車となりましたが、翌年火災対策改造を受けて復活し八戸へ転属しました。初期改造車のため側面の給水口が残っていました。1992年に八戸から南秋田へ転属しました。
3920D「南三陸」
1988.6.26 仙台
556D
1994.2.5 好摩〜岩手川口

※南秋田へ転属後の写真です。
390
新製年月日 富士重工業 1965/1/28
異動履歴 青森 新製配置
青森→盛岡 19*/*/*
盛岡→一ノ関 1982/11/23
一ノ関→八戸 1989/10/*
八戸→盛岡 1992/3/25
冷房改造  
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/12
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 新潟鐵工所 1989/9(DMF13HZ)
車両更新改造  
廃車 1995/9/28
備考 この車両は1984年にアコモ車として改造され、1985年に原型に復元された経歴を持ちます。
334と同様1988年に保留車となりましたが、同年夏の「EXPOライナー」運転時に八戸へ貸し出され、座面を外してスタイロ畳を敷いた簡易座敷車として使用されました。その後火災対策改造し八戸へ転属しました。やはり給水口が残っています。1992年に八戸から盛岡へ転属しましたが、使用路線の関係から使用される機会は少なく、1995年に廃車になりました。
この車輌が1984年にアコモ車として使用されていたときの写真を募集します
9527D「EXPOライナー」
1988.8.9 下田
2645D
1989.12.31 陸奥湊〜白銀
400
新製年月日 新潟鐵工所 1965/5/27
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→秋田 1965/9/22
秋田→盛岡 19**/*/*
盛岡→一ノ関 1982/11/23
一ノ関→八戸 1989/10/*
八戸→盛岡 1992/3/25
冷房改造  
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1989/10
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 新潟鐵工所 1989/9(DMF13HZ)
車両更新改造  
廃車 1995-9-28
備考 やはりこの車両も一ノ関で保留となりましたが火災対策改造を受けて八戸へ転属しましたが、保留となったときは盛岡色とはなっていなかったことから火災対策改造時の定期入場で盛岡色になりました。この車両でも給水口が残っていました。
390と同様八戸→盛岡と転属後、1995年に廃車となりました。
333D
1988.3.7 一ノ関
1654D
1990.4.4 斗米
455
新製年月日 新潟鐵工所 1966/5/25
異動履歴 釧路 新製配置
釧路→尻内 1966/9/10
尻内→八戸 1971/4/1(改称)
八戸→一ノ関 1984/4/9
冷房改造  
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/6
化粧板変更
火災対策改造  
車両更新改造  
廃車 1991/1/16
備考 1987年に盛岡色へ変更されたものの翌年3月の改正では保留車となり、復活することもなく1991年に廃車となりました。
1989.3.1 一ノ関運転区
(許可を得て撮影)

保留車として留置中の時の写真です。
494
新製年月日 新潟鐵工所 1967/5/2
異動履歴 釧路 新製配置
釧路→新潟 1967/9/21
新潟→一ノ関 1991/4/15
一ノ関→小牛田 1991/11/5
冷房改造  
特別保全工事
盛岡色へ変更  
化粧板変更
火災対策改造  
車両更新改造  
廃車 1993/5/1
備考 300番台のラストナンバーでもあるこの車両は1991年に新潟から転入してきました。このときすでに一ノ関ではキハ100への置換えが決定していたので、検査期限切れで廃車になったキハ45の補充と思われます。キハ100への置換えが完了すると小牛田へ転属しましたが、火災対策改造の対象からは外れ、1993年に廃車になりました。
廃車直前に冷房関係の試験に使用されていたようです。
3920D「南三陸2号」
1991.7.19 仙台
1992.8.1 小牛田

冷房関係の試験中の写真で、中央部2枚の窓がルーバーに改造されています。
501
新製年月日富士重工業1968/3/13
異動履歴 五能線管理所 新製配置
五能線→秋田19**/*/*
秋田→一ノ関1982/11/21
冷房改造 
特別保全工事
盛岡色へ変更 
化粧板変更
火災対策改造 
車両更新改造 
廃車1991/1/16
備考キハ58 1500番台のキハ28バージョンといえる、寒地向けモデルチェンジ車のトップナンバーでしたが、1988年3月改正時に保留車となり、1991年に廃車になりました。
JR東日本発足時に盛岡支社へ配属されたキハ58系ではこの車両だけが盛岡色への塗り替えが行われませんでした。
738D
1987.5.5 北上
1989.3.1 一ノ関運転区
(許可を得て撮影)

保留車として留置中の時の写真です。