一味違った!?この車両

盛岡車両センターのキハ58・52最終在籍車においても、製造期間での仕様変更や、所属区所・工場での改造等により外観に特徴のある車両も存在しました。

キハ52 126

かつて「いなわしろ」で運転されていたときに使用していたタブレット保護柵取付金具が残っています。「いなわしろ」で使用されていた車両は次項キハ52 143と新津のキハ52 127も該当しますが、こちらは取付金具は撤去されています。


(2007-12-1川崎貨物へ回送)

1924D 2006.10.28 青山
キハ52 143

盛岡所属のキハ52では唯一タイフォンが増設されています。この車両も「いなわしろ」での使用歴がありますが、この当時から増設されていたようです。
また、この車両の前面強化は盛岡客車区(当時)で施工されました。盛岡施工車は郡山工場施工車と似ていますが、アンチクライマがついているのが特徴です。


(2007-12-1川崎貨物へ回送)

1924D 2006.11.24 東大更〜大更

2006.11.24 大館

2006.11.24 大館

(参考)郡山タイプ前面強化改造のキハ52 109
2006.12.2 大館
キハ52 146/148

盛岡施工の前面強化は上記143とこの146/148の3両のみでした。


(2007-12-8川崎貨物へ回送)

キハ52 148
3639D「リアス」 2006.12.10 盛岡〜上盛岡
キハ52 154

JR東日本所属のキハ52で車両更新改造を受けずに残った2両のうちの1両です。このため塗装が盛岡色のままとなっています。なお、もう1両の150はすでに廃車となっています。
また、この車両の製造は「帝国車輌」の記載を各所で確認しておりますが、車輌銘板は「新潟鉄工所」となっております。


(2007-12-8川崎貨物へ回送)

1929D 2006.10.21 鹿角花輪

1926D 2006.11.12 東大更〜大更
キハ52 155

この車輌のみ1位側のJRマーク貼付位置が他車と異なります。なお、4位側は通常の位置となっています。
また、154と同様この車輌も「新潟鉄工所」の銘板が付いています。


(2007-12-8川崎貨物へ回送)

3652D「リアス」 2007.2.4 山岸〜上米内
キハ58 739

盛岡所属のキハ58では唯一の「平窓」となりました。八戸在籍時、「EXPOライナー」に使用されたため当時のヘッドマーク枠が残っています。

<下り方に連結>


(2007-3-18運用離脱)

2935D 2006.10.29 東大更
キハ581515

キハ581500番台のうち1512以降は水タンク形状が変更されていますが、この車両のみ変更前のタイプを装備しています。

<下り方に連結>


(2007-3-28土崎へ回送)

1933D 2006.12.24 東大更〜大更
キハ581523

国鉄色復元車の1両でもありますが、冷却水給水口が塞がれず残っています。
火災対策改造開始直後はこのように給水口が塞がれない例が多かったのですが、現在ではこの車両だけになりました。

<上り方に連結>


(2007-3-18運用離脱)

1927D 2006.7.30 赤坂田〜小屋の畑

2006.10.28 盛岡
キハ581533

長野支社から仙台支社を経て転入した車両です。
長野支社在籍時に火災対策工事を行ったことから盛岡支社では唯一のカミンズ製DMF14HZを搭載しています。
また、仙台支社在籍時に前面強化工事を行ったことから郡山工場タイプの前面強化となっていますが、これも盛岡在籍車では唯一のものとなりました。
このほかにタイフォンカバーがこの車両のみスリットのないものに交換されています。
なお、配属当初は小海線配置時の名残であった種別表示器脇のアンテナ台座はのちに撤去されました。

<上り方に連結>


(2007-3-18運用離脱)

1926D 2006.10.21 荒屋新町


2006.10.22 盛岡