秋田支社(Part3) ジョイフルトレイン・キハ110系・事業用車

今回の更新(2011.10.6)で追加した写真:キハ48 533・1543

キハ48「リゾートしらかみ」
1997年に着地型ジョイフルトレインの第一号として登場したのが「リゾートしらかみ」です。キハ40・48の改造で機関更新や冷房化も行われています。好調な利用のため2004年に第二編成となる「ブナ」、2006年に第三編成の「くまげら」が登場し、一日最大3往復運転されています。
2010年の東北新幹線新青森開業に伴い、「ブナ」「くまげら」は4連化が行われました。このときに後継のハイブリッド編成が登場した「青池」から「ブナ」に1両が転用されましたが、残った2両も「クルージングトレイン」として団体運用や臨時列車に使用されています。
キハ48 533(秋アキ)
8631D「リゾートしらかみ1号」
2010.8.22 青森

のちに「青池」の編成名称となった第1編成は、すべてキハ48からの改造となっており、改造による改番は行われませんでした。
キハ48 540(秋アキ)
8526D「リゾートしらかみ2号」
2004.4.30 北金ヶ沢
キハ48 701(秋アキ)
8623D「リゾートしらかみ3号」
2007.8.19 秋田

2004年に登場した「ブナ」編成は余剰のキハ40を改造しました。台車・スカート・車端部の形状に相違があります。
この701はキハ40 506の改造です。

キハ48 702(秋アキ)
(上)8528D「リゾートしらかみ4号」 2004.4.30 板柳
(下)8521D「リゾートしらかみ1号」 2008.5.17 弘前

この702はキハ40 510の改造です。
キハ48 703(秋アキ)
8625D「リゾートしらかみ5号」
2007.8.19 秋田

2006年に登場した第3編成「くまげら」。1・3号車はやはり余剰のキハ40を改造したもので、改造はブナ編成に準じています。
この703はキハ40 520の改造です。
キハ48 704(秋アキ)
8625D「リゾートしらかみ5号」
2007.8.19 秋田

この704はキハ40 515の改造です。


キハ481521(秋アキ)
(上)97**D団臨 2004.2.22 和賀仙人〜ゆだ錦秋湖
(中)8623D「リゾートしらかみ3号」 2005.1.1 秋田
(下)8625D「リゾートしらかみ5号」 2007.8.19 秋田

「青池」の4両編成時代は、オフシーズンや検査時には2両で「リゾートしらかみ」のみならず団体運用にも運転され、普段は中間に組み込まれている種車のままの前面が顔を出していました。
キハ481543(秋アキ)
8631D「リゾートしらかみ1号」
2010.8.22 青森

「青池」編成の中間に連結されている車両です。1521と同様に4連時代はオフシーズンなどで先頭に出る機会がありましたが、3連化後は先頭に出ることはなくなりました。2011年には「ブナ」編成へと転用されています。

キハ481701(秋アキ)
(上)8623D「リゾートしらかみ3号」 2007.8.19 秋田
(下)8521D「リゾートしらかみ1号」 2008.5.17 弘前

ブナ編成の2号車のこの車両はキハ40 507から改造されました。
くまげら編成では青池編成から中間車を転用したため、1700番台はこの車両のみとなっています。
キロ59・29・キハ59・29
国鉄末期の1984年に本州以南では初めて登場したお座敷気動車(後の「こまち」→「おばこ」)と、翌1985年に登場した洋風気動車「エレガンスアッキー」が在籍していました。1990〜91年に火災対策改造を受けて引き続き使用されていましたが、1997年に「リゾートしらかみ」が登場したのを機に「エレガンスアッキー」が引退、2004年に「おばこ」も引退、今では両方とも廃車となりました。

キロ59 501→キハ59 501(秋アキ)
(上)9437D団臨 1989.6.11 板谷
(下)9928D団臨 1995.6.24 八幡平〜陸中大里

キロ59 502→キハ59 502(秋アキ)
(上)9735D団臨 1990.10.7 陸中川尻
(下)9537D団臨 2002.6.2 御堂〜奥中山
キロ59 503(秋アキ)
9532D団臨
1990.11.11 品井沼
キハ110系
田沢湖線の改軌工事に伴う運休の代替輸送として1996年3月から運転された「秋田リレー号」として準備されました。運転終了後の転用を考慮して、車体構造は同時期に製造されていたキハ110系200番台に準じていましたが、塗装は今までと異なりました。1997年の運転終了により計画通り転用改造が行われ、200番台として新津・長野へ転属しました。
キハ110-303(秋アキ)
3014D「秋田リレー14号」
1997.2.9 和田
キハ110-308(秋アキ)
3006D「秋田リレー6号」
1996.10.28 和賀仙人
キハ111-301(秋アキ)
3004D「秋田リレー4号」
1996.10.28 立川目〜横川目
事業用車
JR移行時は電気検測車キヤ191/190が配置されていましたが、老朽化により2002年に「East-i_D」へと置き換えられました。

(上)キヤ191-2/(下)キヤ190-2(秋アキ)
試9422D
1990.6.15 東塩釜

各地に配置された電気検測車のうち、秋田所属のキヤ191/190の第2編成では寒冷地での使用を考慮し耐寒耐雪設備が強化されていました。特急型電車に準じた車体にキハ181系と同じDML30HSEを装備していましたが、エンジンは1990年にキハ110系と同じDMF13HZAへ換装されました。老朽化によりキヤE193系の登場により廃車となりました。

(上)キヤE193-1/(下)キクヤE193-1(秋アキ)
(上)試9425D
2004.12.17 長苗代〜本八戸
(下)試9432D
2004.12.17 陸中八木

老朽化したキヤ191/190および軌道検測車マヤ34の代替として新製された検測車で「East-i_D」の愛称があります。