JR東日本盛岡支社のキハ58(400番台・vol.3:707〜1040)

キハ58 400番台は長大編成対応用として製造されたグループです。増備が続き799まで達しましたが、修学旅行用の800番台を飛び越し、1000から続番となっています。
キハ58系の中でも一番多いグループで、盛岡支社管内の車両でも最大勢力だったのは言うまでもありません。
ここでは400番台のうち707番以降の車両を紹介します。
※744(エーデルワイス)は「JR東日本盛岡支社のリゾート列車・ジョイフルトレイン」を参照ください 

今回の更新(2009.7.19):諸元表を追加しました

707
新製年月日 日本車輌 1965/10/8
異動履歴 秋田 新製配置
秋田→盛岡 1982/11/23
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/12
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 新潟鐵工所 1990/7(DMF13HZ)
車両更新改造
廃車 1998/2/2
備考  
2538D
1987.5.5 盛岡
559D
1994.5.21 好摩〜岩手川口
709
新製年月日 日本車輌 1985/10/8
異動履歴 秋田 新製配置
秋田→盛岡 1982/11/23
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/3
化粧板変更 茶色系
火災対策改造
車両更新改造
廃車 1993/9/27(→サハリンK-**)
備考 新製配置からの経歴は707と同じでしたが、火災対策の対象からは外れ、1993年に廃車となりサハリンに譲渡されました。
831D
1989.4.8 大曲
732
新製年月日 帝国車輌 1966/1/27
異動履歴 長野 新製配置
長野→名古屋 19**/*/*
名古屋→一ノ関 1978/9/18
一ノ関→小牛田 1991/11/5
小牛田→郡山 1992/3/8
郡山→会津若松 1993/12/1
会津若松→新庄 1996/9/4
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1988/6
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 KY 1990/9(DMF11HZ)
車両更新改造
廃車 1997/8/2
備考 一ノ関所属車は基本番台車が多く、この車両が同所のラストナンバーでした。一ノ関で火災対策の対象になったのもこの車両のみでしたが、1990年以降も郡山工場が定期検査を担当していたため1990年度の施工ながらDMF11HZに換装されているとともに盛岡支社管内では同エンジン換装の第1号車となりました。
回8549レ
1988.11.20 仙台
2540D
1991.6.22 盛岡
739
新製年月日 新潟鐵工所 1966/4/9
異動履歴 函館 新製配置
函館→青森 1966/9/17
青森→尻内 19**/*/*
尻内→八戸 1971/4/1
八戸→弘前 1992/3/25
弘前→盛岡 1994/12/3
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 TZ 1987/5
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造 新潟鐵工所 1990/3(DMF13HZ)
車両更新改造
廃車 2008/3/30
備考 1966年も夏期の北海道応援が行われましたがこの車両から対象となりました。
八戸所属時に特別保全工事を受けましたが、八戸所属車では唯一の盛岡工場施工車でした。また、八戸所属のキハ58では一番最初に盛岡色へ変更されました。
八戸のキハ40系への統一により弘前へ転属したあと1994年に盛岡へと来ました。弘前転属直後に五能線色へ塗り替えられていましたが、盛岡へ転属後は定期入場までそのままで使用されていました。
701系導入などで廃車となった車両が多い中、唯一の平窓車として2007年3月改正まで使用されました。
1988年の「EXPO’88青函博覧会」では「EXPOライナー」として使用され、その時に追加されたヘッドマーク枠が最後まで残っていました。
9527D「EXPOライナー」
1988.8.9八戸
3930D「八幡平」
2002.6.9盛岡〜厨川
745
新製年月日 富士重工業 1966/5/19
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→盛岡 1966/9/16
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1989/2
化粧板変更 茶色系
火災対策改造
車両更新改造
廃車 1993/2/1
備考  
25**D
1988.4.5 北上
831D
1991.1.4 田沢湖
9523D「秀衡号」
1991.5.3 平泉
746
新製年月日 富士重工業 1966/5/19
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→尻内 1966/9/15
尻内→八戸 1971/4/1
八戸→弘前 1992/3/25
弘前→盛岡 1994/12/3
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 TZ 1988/10
化粧板変更
火災対策改造 富士重工業 1991/2(DMF13HZ)
車両更新改造
廃車 1996/12/24
備考 この車両も1992年に弘前へ転属し、五能線色へ塗り替えられました。1994年に盛岡へ転属しましたが、その後の活躍は短かったです。
1534D
1987.8.24 八戸
1534D
1989.9.9 青森
747
新製年月日 富士重工業 1966/5/19
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→尻内 1966/9/15
尻内→八戸 1971/4/1
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 TZ 1988/12
化粧板変更
火災対策改造
車両更新改造
廃車 1992/10/1
備考  
1534D
1987.8.24 八戸
643D
1989.1.6 八戸
748
新製年月日 富士重工業 1966/5/19
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→尻内 1966/9/15
尻内→八戸 1971/4/1
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 TZ 1989/2
化粧板変更
火災対策改造
車両更新改造
廃車 1992/10/1
備考  
1989.1.6 八戸運転所
1531D
1990.3.27 八戸
758
新製年月日 日本車輌 1966/5/2
異動履歴 釧路 新製配置
釧路→青森 1966/9/19
青森→盛岡 19**/*/*
盛岡→中込 1990/7/12
中込→小海線 1991/4/1
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 KY 1987/3
化粧板変更 200系タイプ
火災対策改造
車両更新改造
廃車 1993/9/27(→サハリンK-10)
備考 盛岡色への塗装変更が早期に行われた車両でしたが、1990年には遠く中込へと転属しました。小海線でも塗装変更されることなく使用されていましたが、火災対策の対象からは外れ、その後1993年にサハリンへ譲渡されましたが、盛岡所属車と異なり盛岡色のまま譲渡されました。
9638D「たねさし」
1984.7.31 斗米
1926D
1989.12.31 大更
778
新製年月日 日本車輌 1966/5/17
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→尻内 1966/9/13
尻内→八戸 1971/4/1
八戸→弘前 1992/3/25
弘前→盛岡 1994/12/3
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 TZ 1987/10
化粧板変更
火災対策改造 新潟鐵工所 1991/5(DMF13HZ)
車両更新改造
廃車 1996/12/24
備考 この車両も739と同様に「EXPOライナー」に使用されました。弘前を経て盛岡へと移動した経歴も739と同じですがこちらは1996年に廃車となりました。
1987.8.24 八戸運転所
1531D
1990.3.27 八戸
3928D「八幡平」
1994.9.17 安比高原
789
新製年月日 日本車輌 1966/5/26
異動履歴 苗穂 新製配置
苗穂→美濃太田 1966/9/10
美濃太田→名古屋 19**/*/*
名古屋→八戸 1978/9/18
八戸→盛岡 1989/*/*
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更 盛岡客車区 1988/11
化粧板変更
火災対策改造 TZ 1991/9(DMF11HZ)
車両更新改造
廃車 1996/12/24
備考 盛岡色への変更において、検査期限の関係で1988年度の完了に間に合わなかった一部の車両は1988年度後半に順次盛岡客車区で塗装変更を行いました。キハ58では6両が該当しましたが、平窓車・八戸所属車ではこの車両のみでした。盛岡客車区での塗装変更は郡山仕様で行ったため、八戸では珍しい仕様となりました。
3633D「なつどまり」
1987.8.24 八戸
1926D車両
1992.6.20 盛岡
1040
新製年月日 新潟鐵工所 1967/7/10
異動履歴 千葉 新製配置
千葉→勝浦 1967/*/*
勝浦→米子 1967/8/20
米子→亀山 1980/10/15
亀山→長野 1986/3/7
長野→中込 1986/*/*
中込→小海線営業所 1991/4/1
小海線→長野 1991/9/10
長野→会津若松 1997/8/27
会津若松→盛岡 1998/12/22
冷房改造
特別保全工事
盛岡色へ変更
化粧板変更 更新改造車標準タイプ(更新改造後)
火災対策改造 NN 1991/3(DMF14HZ)
車両更新改造 NN 1991/3
廃車 2001/10/2
備考 この車両は小海線の所属でした。飯山線転属と同時期に車両更新が施工され、その際WCが撤去されましたが、キハ58の更新改造車では唯一でした。飯山線へのキハ110系導入に伴い飯山線カラーのまま会津若松を経て1998年に盛岡へ転属しましたが、ほとんど使用されることなく2001年に廃車となりました。
136D
1997.7.6 替佐〜蓮