郡山工場の入出場回送

JR東日本の定期検査担当工場のうち東北エリアでは郡山・土崎(現・秋田車両センター)の2ヶ所に工場があります。
このうち郡山工場(現・車両センター)では、仙台支社の全車両のほか、新津運輸区の気動車と盛岡支社所属のキハ100・110系の定期検査を行っていますが、
入出場では専用ダイヤを設定していました。


入場列車(回8548レ)・出場列車(回8549レ)は、福島・青森のED75が牽引していました。(写真は回8549レ)


この列車を撮影するようになったときは盛岡色への塗装変更はほぼ完了していましたが、その後の定期検査で出場する車両も見ることができました。(写真はキハ28 400)


1989年度からは火災対策改造(機関更新)を行われるようになり、新型エンジンのディテールを観察することもできました。
(写真はキハ58 277へ搭載された新潟鐵工所製DMF13HZ)


雑誌に発表される前の新情報を見つけて驚いたときもありました。写真は当時の急行「月山」に使用されたキハ58 308ですが、前所属は小海線営業所。キハ110系の導入により転属となった車両でした。


役目を終えて廃車となる車両が回送されたときもありました。


キハ100・110系が導入されてからもこの形態での回送は変わっていません。ただ、回送においてはキハ100・110系の電気指令ブレーキではなく空気ブレーキが使用されたことや連結器が異なるため中間連結器を介してED75に牽引されていました。